金属や陶器は不燃ごみと普通ごみどちらで処分できるのか
ごみを出すときは不燃ごみと普通ごみに分別する必要がありますが、分別が難しいと考えている人もいるのではないでしょうか。まず、分別方法は自治体によっても違いがありますので、住んでいる地域ではどのような分別方法になっているのかを確認してみましょう。
分別については、自治体の公式サイトなどでも確認できますsし、わからない場合は電話などでも問い合わせに応じてくれます。
普通ごみは生ごみや紙くず、古いタオルなどの布製品を対象にしている自治体が多くなっています。そのため、陶器や金属などのごみは不燃ごみになると考えておくと良いでしょう。
一部の自治体は陶器類も普通ごみの扱いになっているところがありますが、普通ごみで出せる場合でも燃えるごみとは別の袋にするなど陶器が入っていることがわかるようにしておくと親切です。
割れた陶器類は怪我のおそれもあります。特に割れたものを出す場合は新聞紙や厚紙などに包んで、「キケン」などと記しておくと回収がより安全でスムーズになります。
金属類は燃えるものではありませんから、不燃ごみになっている自治体がほとんどです。金属を含んだごみにはドライバーやハンマーなどの工具類、包丁ナイフなどの刃物類などが挙げられます。
この他では、ステンレスやアルミ鍋、鉄のフライパンなども金属ごみとして扱われます。
さらに、アイロンなどの小型の家電製品も不燃ごみになります。多くの家電製品には金属が含まれていますが、そのすべてが不燃ごみになるわけではありません。特に家電リサイクル法の対象になる製品は自治体では回収されませんので注意しましょう。
金属を含んだごみの多くは不燃ごみになりますが、大きさによっては粗大ごみになります。大型の家電や家具類を出す場合は注意しましょう。
小型の不燃ごみは無料で回収できることが多くなっていますが、粗大ごみになる場合は回収に費用が発生することもあります。また、多くの金属ごみは袋に入れて出すことができますが、刃物類は危険を伴いますので、刃を紙に包んで出すなどの対策をしましょう。
ストックヤードにごみの持ち込みをして処分しよう
ごみはルールに従って分別し、地域から指定されている曜日に自宅の前やマンションの集積場所、地域のステーション収集場所などに出すのが常識と思っている方もいるでしょう。
確かに、自治体による収集を利用するのはごみの捨て方として便利です。
ただ、一度にたくさんのごみを出すことが禁止されていることも多く、引っ越しや大掃除、庭の刈り込みなどで大量のごみが出ると困ってしまいます。
月曜日に捨てたいのに、次の収集は木曜日といったこともあるでしょう。このような時には、自治体によってはストックヤードへの持ち込みによる処分ができます。
ストックヤードとは、地域のごみ処理施設が焼却や埋め立て、リサイクルなどの処理をする前にごみを溜めておく施設です。ごみを収集に出したときにも収集車はストックヤードに運んでいるのが一般的です。ストックヤードは一般の人がごみを持ち込めるルールになっている地域が多く、収集に比べて大量のごみを出せることが多くなっています。
また、ストックヤードに持ち込める曜日や時間帯も比較的幅が広い場合がほとんどです。月曜日から土曜日まで毎日受け付けていることもあります。自治体によっては土日のみ、平日のみという場合もありますが、平日の月曜日のみといった狭い枠しかないケースはあまりありません。
ストックヤードへのごみの持ち込みでは、予約が必要なこともありますので注意しましょう。
事前に施設や受付窓口に電話かインターネットで申し込みをして、予約した日時に持ち込むという流れになっていることが多いです。
地域によっては予約が不要で、ごみを捨てたいときにストックヤードに行って列に並んで順番に捨てるという仕組みになっているところもあります。
2トントラック1台分程度を上限として一度に引き取ってもらえることが多く、施設によっては収集しているあらゆる種類のごみに対応しています。大量のごみを捨てるときには特に便利な方法ですから、困ったときはストックヤードの利用を考えてみましょう。